サマーゲレンデ板の選び方 第1回

お役立ち情報

サマーゲレンデに通い続けた経験をもとに、ワックスや板選びなど、いろいろと試行錯誤して気付いた点をまとめてみました。

サマーマットの種類によって、快適に滑走するためのワックス選びや板選びの違いを、大きく3回に分けて紹介していきます。

  • 第1回 サマーゲレンデ板の選び方
  • 第2回 サマーゲレンデマットの違い
  • 第3回 サマーゲレンデワックス

Fujiten サマーゲレンデ

初めてサマーゲレンデに行く方は、使わなくなった板など使用するのがいいと思います。

ある程度サマーゲレンデに慣れてきて、より滑走性を求めるならサマーゲレンデ専用板を使用するのもありです!

第1回 サマーゲレンデ板の選び方

今回は、第1回 サマーゲレンデ板の選び方普通のスキー板サマーゲレンデ 専用板 の違いをやっていきます。

普通の板を使う場合

初めてサマーゲレンデを滑る場合は、プラススノー特有の感覚に慣れるまでに、多少の時間がかかると思います。

プラスノーでは荷重をかけた時の限界点が冬場よりも低いため、簡単にスライドしてしまいます!

その為にサマーゲレンデに慣れるまでは、出来るだけ柔らかめの板で滑るのがオススメです。

初めから硬い板を使うとプラスノー特有の感覚に慣れるまで時間がかかってしまいます。

ベースプレートが付いた板などは、プレートを外して使うのも1つの方法だと思います。

初めのうちはエッジ角度は89°か90°ぐらいで、慣れてきたら徐々に角度をつけましょう。

1日滑る場合は、半日もしないうちにエッジが丸まってしまうので、エッジシャープナーは必ず持っていきましょう!

ワックスは塗らなくても多少は滑れますが、塗らなければ出だしでスピードが出ないので、不慣れな方は余計に難しく感じると思います。

ワックスはサマーゲレンデ専用のものを使うと断然快適に滑れます!

基本ワックスは塗りっぱなしでいいので、スクレーパーで剥がす必要はありません。

施設によって違いはありますがアイロンは持っていったほうがいいと思います。

サマーマット別のワックスの選び方は第3回で紹介しています。

サマーゲレンデ専用板の場合

サマーゲレンデ専用板は、大きく3つに別れます。

・Hart Balsip ハート バルシップ

OGASAKA AG MX オガサカ AG MX

OGASAKA AG-SR オガサカ AG SR & 専用ショップでの滑走面加工

ピスラボやプラスノーに最適なHart Balsip ハート バルシップ

Hart Balsip II

ハート バルシップは、滑走面の両端がステンレスで保護されているのが大きな特徴です。

これがあるコトで摩擦で溶けたプラスノーが滑走面に付着するのを防ぎ、持続して快適な滑走がでます。

センターが熱硬化性樹脂、エッジ側がステンレスで、滑り出しの初速がよく早い段階でスピードに乗れます。

サマーゲレンデに慣れた方、上級者向けOGASAKA AG MX オガサカ AG MX

私は丸沼高原でレンタルで試しに試乗してみました。

滑走面に凹凸加工を施したナイロン系(ポリアミド・ストラクチャー)ソールと言うものを採用、

エッジはステンレス製で強化材にメタルも採用し、高い滑走性と安定性、操作性が特徴のモデルです。

板自体が硬いので大回りでは苦労しましたが、ショートターンはスムーズにできました。

基本はワックスを塗らないで使用できると言うものですが、実際はワックスを塗らないと滑りは良くありませんでした。

板自体が硬いのでエントリー向きではないと思いますので、かなりサマーゲレンデ慣れしてないと扱えないと思いました。

滑走面素材にはステンレスを採用のOGASAKA AG-SR オガサカ AG SR シリーズ

上のオガサカから発売されているモデルで、こちらは滑走面全体をステンレスを覆い尽くして、滑走面の焼付け防止と、高い滑走性、及び滑走持続性、エッジもステンレス製で使用後の手入れも簡単です。

その他、使わなくなった板などのソールをステンレスに張り替えてもらうショップもありますので、

参考にしてみてください。

こちらのタイプはピスラボではワックスを塗らなくても、ある程度は滑走性を保てますがプラスノーの場合は専用の液体ワックスを塗ります。

基本的には5‐56などの潤滑剤の使用は環境に配慮して、禁止されているので専用の物を使います。

サマーゲレンデを初めて滑る方向けに、早くプラスノーに慣れるためのコツ!

プラスノーを普通に冬の感覚で滑ると思わぬところでスピードが出過ぎたり、マットの継ぎ目などで足を取られたりなど特有の感覚に慣れるのに時間がかかってしまいます。

私がシーズン始めにプラスノーに早く慣れるためにやっている、練習方法を動画にしたのでよろしければご覧ください。

SKI NUT YouTube CHANNL

まとめ

初めのうちは使わなくなった板などを使用して、慣れてきたらレンタルでプラスノー専用板を試すのがいいと思います。

専用板もそれぞれ特徴があるので、いろいろと試してみて自分に合った1台を見つけてください。

普通の板でもしっかりと手入れすれば専用板に引けは取りませんが、頻繁にワックスとエッジを研がなければすぐに滑らなくなるので、面倒くさがりの人は専用板をオススメします!(笑)

私も初めのうちは普通の板を使っていましたが、専用板にしてからは快適に滑走できてますので、サマーゲレンデに通うのであれば、手入れの楽な専用板の購入をオススメします。

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