正式名は「 THE RECCO® RESCUE SYSTEM 」
ゲレンデなどのウェアーでたまに見かける「 RECCO 」のロゴマーク。
主に海外では広く普及していますが、これはスウェーデンのRECCO社の電子遭難者捜索システムです。
遭難や雪崩などで行方不明になった人を電池を使わないリフレクタと呼ばれる「反射板」を付けたウェアーにR9ディテクター発信器で915MHz前後の電波を発信することで、
電波をキャッチしたリフレクタ反射板(RECCO)が、1830MHzにして返して素早く遭難者を見つけるというものです。
RECCOシステムは日本での普及はまだまだですが、世界中の800以上のリゾートが救助隊と提携し、山岳部での遭難者の発見に寄与していますので、海外のスキー場に行く方には必須アイテムです!
システムは洗練されていて軽量かつ操作もしやすく、救助隊の検知器で地上探索はもちろん、ヘリコプターからの利用もでき広い範囲を迅速に捜索することができます。
なぜ、日本では普及しないのか?
ディテクターが発信する915MHzの電波は、海外ではアマチュア無線の帯域ですが、
国内でディテクターを使用するには国家資格の「陸上特殊無線技士3級」以上の資格が必要になるのと、使用する帯域 ( 915MHz ) がすでに使われている某携帯電話メーカーに近いため、電波を管轄する総務省の認可が降りなかったからです。
しかし、2015年6月からシステム運用の実用化に向け、2016年3月2日に総務省・北海道総合通信局から「RECCO救助システム」の実験試験局が受理されました。
私の知る限りでは白馬、北海道などのパウダーエリアがある一部のスキー場で実施されてます。
・ニセコアンヌプリ地区なだれ事故防止対策協議会
・ニセコグランヒラフスキー場
・中央アルプス山岳遭難対策協会
・KIRORO SNOW RESORT
・野沢温泉スキー場
・白馬コルチナスキー場
・栂池高原スキー場
・八方尾根スキー場
・エイブル白馬五竜スキー場
しかし、RECOOの恩恵を受けるには、RECOO付きのウェアーを買わなければいけませんが、RECOO付きのウェアーは基本的には高額な上位モデルばかりで、気軽に購入できる値段ではありません!
ですが、RECOOは後付けで購入することができます!
パウダーゲレンデによく行く方で、RECOOを後付けしたい方は下記リンクから購入できます
ヘルメットやブーツに付ければ、わざわざ高価なウェアーを買う必要もありません!
パウダーフリークには必須のアイテムですので、これを機会にRECOOの恩恵を受けましょう!
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