ロッカースキーとキャンバースキーの違い!
ボトム形状を理解することでスキーの用途が、おおよそ理解できます。
板のボトム形状は大まかに分けると、2種類になります。
- 従来からあるキャンバー形状、おもにアルペンスキーのカービング、SL、GS、モーグルなど( 最近では初・中級者 にノーズロッカーのカービング板も普及しています)
- ロッカー形状は主にファットスキーやフリースキーという感じになっています。
それぞれの特徴をイラスト図にしてみましたので、参照にしてください!
圧雪バーンでの違い
キャンバースキーのメリットはエッジグリップが広く、荷重がしやすいので圧雪バーンや硬い斜面で有効です。
反対にロッカースキーは、はじめから板自体が反り返っているので、ターン導入はスムーズですが、高速滑走になると安定感はキャンバースキーに劣ります。
初・中級者用のロッカースキーはトップだけをロッカーにすることで、ターンの導入がしやすい構造になっています。
非圧雪バーン(パウダー)での違い
反対に圧雪されてない斜面では、キャンバースキーはスキーのトップが沈んでしまうので、パウダーを滑る場合は技術を必要とします。
パウダーでのロッカースキーはしっかりとセンターに荷重できれば、スキーのトップが反り上がって浮力につながります。
ロッカースキーでの注意点!
基本的には、キャンバーでもロッカーでも滑り方は同じです。
(ロッカースキーはスライドターンが出来るのがキャンバーとは少し違います)
しっかりとスキーのセンターに乗って滑れば、更に性能が引き出されて別次元の滑りが出来るようになります!
ちなみに以前の私はロッカー板でトップを浮かせるために、後傾気味でトップを浮かせていましたが、
正しい板の使い方ではないことに気づきしっかりと板のセンターに乗れるような滑りをする為にカービング板を買い、基礎からやり直した事でパウダーの滑りが劇的に変わりました。
キャンバーでもロッカーでも基本はしっかりと板のセンターに乗れるかで、滑りは変わります。
基本がしっかりと出来ていないと板の性能がいくら良くなったとは言え、余分な力が入った疲れる滑り方になってしまいます。
下記の記事では、ロッカースキーの特徴をまとめてみたので参考にして下さい!
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