BC 初心者の道具選び 〜三種の神器 その1ビーコン編〜
今回は初心者の方に向けて、失敗しない為の道具選びをお送りします。
正直、はじめに全部揃えると結構な金額が掛かりますが、
「 安物買いの銭失い!」にならないように要点を押さえてお送りします!
今回は、バックカントリー「 三種の神器 」と呼ばれるアバランチセットの紹介をします。
1回で全部を紹介しきれないので、3回に分けてそれぞれ紹介していきます。
バックカントリー「 三種の神器 」とは?
まずはバックカントリーで必要で、特殊な道具と言えば雪崩で埋没した人を捜索する道具です。
ビーコン、ショベル、プローブ (ゾンデとも言う)の3つを「 三種の神器 」と呼びます。
今回はその中でも一番重要な道具、アバランチビーコンを解説します。
ゲレンデ滑走では必要のない道具ですが、バックカントリー(以下BCと略)は、
危険のともなう冬山登山で、直接命に関わる物なのでしっかりとした良い物を購入しましょう!
ビーコンを持ってないとBCエリア内に入場できない所もありますので、これを機に揃えましょう。
それでは、それぞれの特徴や選ぶポイントなどを説明していきます。
三種の神器 その1ビーコン編
アバランチ ビーコンはスイッチの切り替えで、受信モードと発信がモードがあります。
(受信モード:捜索時)雪崩で埋没した人を捜索する
(発信モード:通常時)雪崩で埋没した時に自分を捜索してもらう
詳細な使い方は、ツアーなので実践するのが一番なのでここでは省きます。
4、5万円と高額なものですがいざと言う時に、直接 命に関わる重要なモノで、
値段によって性能に差があるので、はじめに良い物を購入しましょう!
選ぶ時の重要なチェックポイント!
アンテナの方式
初心者の方はデジタルアンテナ方式のモデルを選びましょう!
本格的にやりたい方は、デジタル/アナログ⼀体型のモデルもあります。
初心者の方には、デジタル方式が使いやすいと思います。
アンテナの本数
アンテナの本数には、2、3本と本数があり多いほど感度がいいです。
ここは迷わずに、最新の3本アンテナ(トリプル アンテナ)を買いましょう!
最新型は、捜索帯域幅が旧型に比べて断然違います!
以前、かぐらスキー場にあるビーコンパークで、最新式のビーコンを買ったBC初心者の友人と
旧型ビーコンの私で捜索の競争をしましたが、あっけなく負けてしまいました(汗)
友人はマムートの最新のバリボックス(捜索帯域幅 70m)で、使うのもその日が初で
私は旧型のバリボックス(捜索帯域幅 20m)使い込んでトレーニングもしてましたが、
最新式ビーコンの、倍以上の捜索帯域幅の違いを痛感しました(汗)
国内正規品
ビーコンはコンピューターで、受信した電波を解析して埋没位置を算出しています。
定期的にソフトウェアのアップデートが必要になるので、スムーズにアップデートができる 国内正規品を購入しましょう。
並行輸入品などは、スムーズにアップデートができない場合もあるので注意してください。
オススメのアバランチビーコン
MAMMUT マムート Barryvox
個人的に1番のオススメのビーコン!初心者にオススメのエントリーモデルです!
ビーコンが初めての方で、いきなり使っても簡単に操作できます。
デジタル方式、トリプルアンテナ、クラス最高の捜索帯域幅 70mと高性能なビーコンです。
最大捜索帯域幅 70m /バッテリー寿命:送信モード200時間 受信モード200時間
MAMMUT マムート Barryvox S
こちらはMAMMUT マムート Barryvox Sで、上のエントリーモデルではできない
複数の埋没者の捜索が可能なタイプで、金銭的余裕がある方にはこちらもオススメです。
プロガイドなども使用するモデルで、デジタルとアナログモードも搭載した上位モデル。
操作方法を熟知すれば素早く埋没者の発見ができる優れものです!
最大捜索帯域幅 70m /バッテリー寿命:送信モード200時間 受信モード200時間
bca ビーシーエー TRACKER S
bcaの初心者向けエントリーモデルで、より手頃なバージョンのTrackerS。
モーションセンシング、電子機器パフォーマンステスト、またはアップグレード可能なソフトウェア機能を含まないT3とT4と同じ性能です。
最大捜索帯域幅 55m /バッテリー寿命:送信モード250時間 受信モード50時間
ARVA EVO5
ARVA製史上最小のULアバランチビーコン!
EVO5は、ARVA製史上最小のULアバランチビーコンです。
市場における最小のビーコンのひとつで11cm×7cmと非常にコンパクト
重量もわずか170gで、持っているのを忘れる程の軽さですが
緊急時のパフォーマンスの高さは、 最新ビーコンや通常モデルにも引けを取らない性能を発揮します。 探索距離は50m幅、マーキング機能に加え、
スマートフォンを始め他の電子機器との干渉管理にも優れています。
雪崩の際の発信モード自動復帰機能も備え、3ポジションのスライダ、
大画面およびマーキングボタンにより探索時の操作性が大幅に向上しました。
捜索受信幅(横):50m/バッテリー寿命:送信モード200時間
PIEPS ピープス プロBT
最大捜索帯域幅 60m /バッテリー寿命:送信モード600時間
プロ仕様モデルで、デジタルとアナログモードも搭載したフラッグシップモデル。
ツアー前のグループチェックが容易で、受信範囲内の埋没者数を表示するスキャン機能、アナログモードを搭載するプロモデル。
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